沖縄のガソリン価格|週次データ【2026年10月5日調査】

アナリティクス沖縄 定点観測 / 物価・家計

沖縄のガソリン価格週次データと地域別の比較

週次データ: 10月7日公表

沖縄のレギュラーガソリンは、1リットル180.0円。前年同時期より0.9円下がっていますが、全国平均との差は9.8円に広がっています。最新の価格だけでなく、過去の推移と本島・離島の地域差を、公的データから確認します。

地域別の最新調査日:本島の市町村は2026年8月24日、離島は6月22日。図表ごとに調査日を表示しています。

01

沖縄のガソリン価格はいくら?最新価格と前回からの変化

2026年10月5日の沖縄のレギュラー価格は180.0円/Lで、前回の9月28日と同じでした。全国平均も170.2円/Lで変わらず、両者の差は9.8円/Lです。いずれも資源エネルギー庁の給油所小売価格調査による、消費税込みの現金価格です。

沖縄のレギュラー180.0円/L

2026年10月5日調査

前回からの変化0.0円/L

9月28日から横ばい

全国平均との差+9.8円/L

全国平均は170.2円/L

レギュラー価格の比較(円/L)
調査日沖縄全国沖縄-全国
2026年10月5日180.0170.2+9.8
2026年9月28日180.0170.2+9.8
2025年10月6日180.9175.4+5.5

前年同時期の2025年10月6日と比べると、沖縄は0.9円、全国は5.2円下がっています。沖縄も値下がりしていますが、全国ほどには下がっていないことが、価格差を読むうえでのポイントです。

前年同時期は、最新調査日の52週前に当たる2025年10月6日と比較しています。表の価格差は「沖縄-全国」です。

02

沖縄のガソリン価格はどう推移してきたか

直近1年間の50回の調査では、沖縄のレギュラー価格は159.6〜227.1円/Lの間で動きました。最も低かったのは2026年1月19日、最も高かったのは3月23日です。最新の180.0円/Lは、この期間の高値から47.1円下がった水準です。

沖縄と全国のレギュラー価格

2025年10月6日〜2026年10月5日 / 円/L

沖縄全国
image/svg+xml Matplotlib v3.10.8, https://matplotlib.org/
出典:資源エネルギー庁。調査日の公表値を表示。期間を切り替え、グラフ上またはスライダーで価格を確認できます。

9月以降の調査値は178.2〜180.4円/Lで推移しています。1年間では大きな上下がありましたが、直近の動きだけを見れば、180円前後の範囲に収まっています。

表示期間を「全期間」にすると、沖縄の値が収録されている2004年6月14日以降の1,138回を確認できます。この範囲での最安値は2009年1月26日の98.1円/L、最高値は2026年3月23日の227.1円/Lです。長期グラフは当時の税込価格をそのまま並べており、物価全体の変化や税率の違いを調整した比較ではありません。

03

沖縄と全国の価格差は広がっているか

沖縄の価格から全国平均を引くと、前年同時期は5.5円/L、最新は9.8円/Lでした。1年間で差が4.3円広がった計算です。沖縄の価格が前年を上回ったためではなく、全国平均の下げ幅が沖縄より大きかったために、差が拡大しました。

2025年10月6日+5.5円/L

全国との差が
4.3円拡大

2026年10月5日+9.8円/L
沖縄-全国の価格差

2025年10月6日〜2026年10月5日 / 円/L

image/svg+xml Matplotlib v3.10.8, https://matplotlib.org/
出典:資源エネルギー庁の公表値から算出。プラスは沖縄が全国より高く、マイナスは低いことを示します。

直近1年間の50回すべてで、沖縄の価格は全国平均を上回っています。ただし、差は一定ではなく、最小4.2円から最大49.4円まで変動しました。3月23日の大きな差も、公表値のまま図に含めています。

一方、全期間に表示を切り替えると、沖縄が全国平均を下回った時期も確認できます。「沖縄はいつも同じ幅だけ高い」と捉えるより、価格水準と全国との差を別々に追うほうが、変化を読み取りやすくなります。

04

都道府県別に見る沖縄のガソリン価格

10月5日のレギュラー価格は、沖縄の180.0円/Lが47都道府県で最も高い値でした。次いで長崎が178.3円、鹿児島が178.1円です。最も低い宮城の162.9円とは17.1円の差があります。

都道府県別のレギュラー価格

2026年10月5日調査 / 円/L

image/svg+xml Matplotlib v3.10.8, https://matplotlib.org/
出典:資源エネルギー庁。価格が高い順。横軸は価格帯に合わせて調整しています。全47都道府県、九州・沖縄にも切り替えられます。

今回だけ高い位置にあるわけではありません。直近1年間の50回の調査でも、沖縄は高いほうから1〜8位に入っています。ただし、ここで比べているのは都道府県ごとの調査価格です。個々の店舗の価格や、実際に給油した人の平均支払額を順位にしたものではありません。

全47都道府県の価格を見る
2026年10月5日のレギュラー価格(円/L)
高い順都道府県価格全国平均との差
1沖縄180.0+9.8
2長崎178.3+8.1
3鹿児島178.1+7.9
4山形177.3+7.1
5長野176.4+6.2
6鳥取176.0+5.8
7島根175.1+4.9
8福井174.6+4.4
9高知174.3+4.1
10宮崎173.9+3.7
11京都173.0+2.8
12大分172.3+2.1
13新潟171.8+1.6
14静岡171.5+1.3
15滋賀171.4+1.2
16北海道171.3+1.1
16富山171.3+1.1
18福島171.1+0.9
19大阪170.5+0.3
20香川170.0−0.2
20愛媛170.0−0.2
22群馬169.9−0.3
23東京169.6−0.6
23岐阜169.6−0.6
25栃木169.3−0.9
25福岡169.3−0.9
27秋田169.1−1.1
28石川169.0−1.2
28熊本169.0−1.2
30岡山168.9−1.3
31広島168.6−1.6
32神奈川168.5−1.7
32山口168.5−1.7
34三重168.4−1.8
34佐賀168.4−1.8
36山梨168.2−2.0
37和歌山167.8−2.4
38奈良167.3−2.9
39千葉167.1−3.1
40青森167.0−3.2
41徳島166.6−3.6
42兵庫166.3−3.9
43茨城166.0−4.2
44岩手165.2−5.0
45埼玉164.9−5.3
46愛知164.3−5.9
47宮城162.9−7.3
05

レギュラーとハイオクの価格差はどれくらいか

沖縄のハイオク価格は184.9円/Lで、レギュラーとの差は4.9円/Lです。全国平均ではハイオク181.0円、レギュラー170.2円で、差は10.8円でした。沖縄は、全国と比べて油種間の差が小さくなっています。

2026年10月5日調査(円/L)
地域レギュラーハイオク油種間の差
沖縄180.0184.94.9
全国170.2181.010.8
ハイオク-レギュラーの価格差

2025年10月6日〜2026年10月5日 / 円/L

沖縄全国
image/svg+xml Matplotlib v3.10.8, https://matplotlib.org/
出典:資源エネルギー庁の油種別平均価格から算出。同一店舗内の価格差ではありません。

直近1年間の沖縄の油種間の差は3.8〜8.7円/Lでした。この差は、それぞれの油種の公表平均価格を引いて求めています。同じ給油所でのレギュラーとハイオクの価格差を、店舗ごとに調べた値ではありません。

06

沖縄本島の市町村で価格はどれくらい違うか

本島の市町村別には、沖縄県の石油製品価格調査を使います。最新の2026年8月24日は、価格が掲載された23市町村のうち、南風原町の182.0円/Lが最も高く、糸満市・豊見城市・国頭村・大宜味村・今帰仁村・本部町・八重瀬町の156.0円/Lが最も低い値でした。差は26.0円/Lあります。

本島の市町村別レギュラー価格

2026年8月24日調査 / 円/L

image/svg+xml Matplotlib v3.10.8, https://matplotlib.org/
出典:沖縄県。価格が掲載された23市町村を表示。破線は同日の本島平均。横軸は価格帯に合わせて調整しています。

本島平均は4月27日の163.7円から8月24日の165.3円へ、1.7円上がりました。その間、読谷村は174.0円から178.5円へ4.5円、那覇市は170.4円から174.3円へ4.0円上昇しています。一方、糸満市などは4月と8月がともに156.0円で、地域によって動き方に違いがあります。

本島平均・那覇市の増減は丸める前の値から計算しています。そのため、表示価格どうしの差と0.1円ずれる場合があります。

この調査は店舗を抽出して実施しており、市町村内のすべての給油所を調べたものではありません。市町村名は調査結果の地域区分です。近隣の最安店舗を探すための価格一覧としては使えません。

本島の市町村別データを見る(2026年4〜8月)
2026年の各調査日。レギュラー価格(円/L)
地域4/275/256/227/278/24
那覇市170.4171.1172.3174.2174.3
宜野湾市164.6166.2166.6167.4167.4
浦添市162.0162.7164.0164.3164.0
名護市157.8158.4158.6158.0158.0
糸満市156.0157.0157.0156.0156.0
沖縄市160.0159.0160.0160.3160.3
豊見城市156.0157.0157.0156.0156.0
うるま市156.0155.3156.5156.8156.8
南城市162.2163.4163.8163.4163.4
国頭村156.0157.0157.0156.0156.0
大宜味村156.0157.0157.0156.0156.0
東村—————
今帰仁村156.0157.0157.0156.0156.0
本部町156.0157.0157.0156.0156.0
恩納村165.0164.0165.0166.0166.0
宜野座村164.0165.0167.0167.0167.0
金武町—————
読谷村174.0176.8177.3178.3178.5
嘉手納町—————
北谷町158.0158.0158.0159.0159.0
北中城村162.0160.0161.0161.5161.5
中城村157.0156.5157.0157.5157.5
西原町164.5163.5164.0165.0165.0
与那原町171.0169.0170.0171.0171.0
南風原町179.0179.0180.5182.0182.0
八重瀬町156.0157.0157.0156.0156.0
本島平均163.7164.2164.9165.3165.3

東村・金武町・嘉手納町は、この資料に価格の掲載がありません。「—」は価格ゼロではなく、数値が掲載されていないことを示します。

07

本島と離島・島同士で価格はどれくらい違うか

離島の最新資料は、2026年6月22日の調査です。県が公表した離島平均は195.8円/L、同日の本島平均は164.9円/Lで、差は30.9円でした。4月は29.9円、5月は31.6円で、この3回は約30円の差が続いています。

本島と離島の平均価格

2026年4月27日・5月25日・6月22日調査 / 円/L

離島平均本島平均
image/svg+xml Matplotlib v3.10.8, https://matplotlib.org/
出典:沖縄県。離島価格の公表資料に併記された本島平均を使用。各月の特定日の値で、月間平均ではありません。

離島の中でも価格は一様ではありません。6月22日は竹富島・小浜島が210.0円/Lで最も高く、伊江島・南大東島が186.0円で最も低い値でした。数値が掲載された島同士の差は24.0円です。宮古島は194.5円、石垣島は193.1円でした。

島別のレギュラー価格

2026年6月22日調査 / 円/L

image/svg+xml Matplotlib v3.10.8, https://matplotlib.org/
出典:沖縄県。数値のある21島を表示。破線は県公表の離島平均で、鳩間島は平均の計算対象外です。横軸は価格帯に合わせて調整しています。

3か月の変化にも違いがあります。黒島は4月の192.0円から6月の206.8円へ14.8円上がっていますが、小浜島は3回とも210.0円でした。離島平均の動きだけでは、個々の島の変化までは分かりません。

島別データと本島・離島の比較表を見る(2026年4〜6月)
2026年の本島・離島比較。県の公表値(円/L)
調査日離島平均本島平均価格差
4/27193.6163.729.9
5/25195.8164.231.6
6/22195.8164.930.9
2026年の各調査日。島別レギュラー価格(円/L)
島4/275/256/22
伊平屋島189.0195.0195.0
伊是名島197.0202.0198.0
伊江島186.7190.0186.0
久高島———
粟国島187.0187.0187.0
渡名喜島197.0197.0193.0
座間味島190.0190.0190.0
阿嘉島190.0190.0190.0
渡嘉敷島187.0187.0187.0
久米島190.0192.5193.5
北大東島185.0187.0189.0
南大東島185.0190.0186.0
宮古島190.9192.3194.5
多良間島196.0196.0196.0
石垣島189.1192.7193.1
竹富島205.0205.0210.0
西表島200.0200.7202.0
小浜島210.0210.0210.0
黒島192.0205.0206.8
波照間島205.0206.0207.0
与那国島201.0201.0202.0
鳩間島202.0204.0206.0

離島平均は県の公表値を使用し、掲載された島の単純平均では計算していません。県の注記では、事業所のない鳩間島を離島平均から除いています。島別の図表には鳩間島も掲載し、数値のない久高島は「—」としています。

週次データで県全体の価格と全国との差を追い、県の調査で市町村・島ごとの違いを確かめます。それぞれの調査範囲と調査日をそろえて読むことで、沖縄のガソリン価格をより具体的に捉えられます。

08

この記事の分析について

分析に用いた資料

資源エネルギー庁と沖縄県が公表した、次のExcel資料を使用しています。分析基準日は2026年10月11日です。金額はすべて消費税込みの円/Lです。

  1. 資源エネルギー庁「石油製品価格調査・給油所小売価格調査」:2026年10月7日公表の週次ファイル・結果詳細版。使用項目はレギュラー・ハイオクの現金価格。対象は沖縄の値が収録された2004年6月14日〜2026年10月5日の1,138回、直近1年間は2025年10月6日〜2026年10月5日の50回。
    資源エネルギー庁の公表資料
  2. 沖縄県「県内石油製品価格調査」:令和8年度4〜8月分。使用項目は本島平均・市町村別のレギュラー価格。対象は4月27日・5月25日・6月22日・7月27日・8月24日の5回の調査。
    沖縄県の本島・市町村別公表資料
  3. 沖縄県「県内離島の石油製品小売価格の状況」:令和8年度4〜6月分。使用項目は島別レギュラー価格・離島平均・併記された同日の本島平均と価格差。対象は4月27日・5月25日・6月22日の3回の調査。
    沖縄県の離島別公表資料

分析に用いた手法

  • 記述統計:価格・最高値・最低値・順位・全国平均を上回った調査回数の整理、折れ線グラフと点グラフによる可視化。
  • 時系列比較:最新価格と前回価格・前年同時期の価格との差額の算出。前年同時期は52週前の2025年10月6日との比較。長期推移は各調査日の公表値による比較。
  • 地域比較:「沖縄の価格-全国平均」による価格差の算出、都道府県の価格順位の整理。同額を同順位とし、経済産業局の広域集計を除いた47都道府県の比較。本島の市町村・島同士は、それぞれ同じ調査日の価格による比較。
  • 油種間の比較:「ハイオクの平均価格-レギュラーの平均価格」による差額の算出、沖縄と全国の比較。
  • 整合性の確認:週次ファイルと結果詳細版の直近2回の値の照合、県の2つの資料に掲載された同日の本島平均の照合。

計算には原資料の数値を使い、表示時に小数第1位へ四捨五入しています。本島平均・離島平均は県の公表値を採用し、市町村平均・島別価格の単純平均で置き換えていません。欠測値や調査のない週に、ゼロや前回値を補っていません。

国の週次調査と県の調査は対象・集計範囲が異なるため、両者をつないで増減を求めていません。本島・離島の価格は月間平均ではなく、各調査日の価格です。

グラフは公表値を日付順につないでおり、調査日の間の実際の価格を示すものではありません。変化や地域差が読めるよう軸の範囲を調整した図には、価格の目盛りを表示しています。

集計・検算:Python / 静的図版:Matplotlib / 操作できるグラフの表示:JavaScript・SVG

この分析では断定できないこと

価格がいつ、どれくらい変わったかは確認できますが、原油価格、為替、補助制度、仕入れ・輸送費などが、それぞれ何円分の変化をもたらしたかは、この価格データだけでは断定できません。本島・離島の価格差の原因や、今後の値動きも、この結果だけからは判断できません。

調査の平均価格は、すべての店舗の価格や、利用者が実際に支払った金額の平均を示すものではありません。市町村別・島別の値から最安店舗を特定することや、油種別の平均価格の差を同一店舗内の価格差と読み替えることはできません。

長期比較は当時の税込価格をそのまま用いています。税率や物価全体の変化を調整していないため、価格の高低だけで家計の実質的な負担がどれだけ変わったかまでは分かりません。

公表資料をもとにアナリティクス沖縄が集計・作図