この記事では、PostgreSQLに作成したデータベース一覧を表示させるコマンドを説明します。
また、データベース名を部分的に指定して、条件に一致するデータベースのみ表示させる方法も併せて説明します。
PostgreSQLのpsqlを使って、指定のコマンドを実行することによって、作成済みデータベースの一覧を表示させることができます。
¥l
補足:エンとエル(イチではありません)
前節では、PostgreSQLに作成したすべてのデータベース名を表示させるためのコマンドを説明しましたが、PostgreSQLはシステムカタログである[pg_database]というテーブルがあります。
[pg_database]から、SQLのSELECT文を実行してデータベース名を表示させることもできます。
まずは、pg_databaseのカラム名を取得してみましょう。
¥d pg_database;
上記のコマンドで、pg_databaseのカラム名が取得できました。次は、SELECT文を使って、任意のカラムを表示させますが、データベースの名前は[datname]というカラム名になりますので、[datname]をメインに表示させてみます。
では、pg_databaseから[データベースの名前][所有者][エンコーディング]の3つのカラム情報を表示させてみましょう。
select datname,datdba,encoding from pg_database;
PostgreSQLで、名前の部分一致でデータベース一覧を表示させたい場合には、前章のSELECT文にWHERE区を加えることで可能です。
ここでは、名前の末尾が[analytics]のデータベースを表示させます。
select datname,datdba,encoding from pg_database where datname like '%analytics';
SQLで使うワイルドカード(%)は、汎用的なワイルドカードの使い方と一緒です。
今回は、PostgreSQLで作成済みデータベース一覧を表示させる方法と、データベース名を部分的に指定して条件に該当するデータベースを表示させる方法について、記事にしました。
psqlを使った方法と、SQLのSELECT文を使った方法です。用途に応じて、使いわけてみてください。