2026年9月1日現在の沖縄県の推計人口は、146万6,024人。前年同月より201人少なく、ほぼ横ばいです。この小さな変化を、人口の区分と増減の内訳に分けて見てみます。
2026年9月の沖縄の人口
総人口がほぼ横ばいのなかで、何が変わっているのでしょうか。
2025年9月1日と2026年9月1日を比較します。まず日本人人口・外国人人口の変化を確認し、次に出生・死亡、転入・転出などによる増減を調べます。
日本人人口は減少し、外国人人口は増加
総人口の増減を、日本人人口と外国人人口に分けたのが次のグラフです。

日本人人口は143万6,093人から143万1,388人へ、4,705人減少しました。一方、外国人人口は3万132人から3万4,636人へ、4,504人増加しています。
二つの変化がほぼ釣り合った結果、総人口の減少は201人にとどまりました。総人口の小さな変化のなかで、日本人人口と外国人人口は異なる動きをしています。
自然減を、社会増がほぼ補っている
同じ人口の変化を、今度は出生・死亡による増減と、転入・転出などによる増減に分けて見ます。

2025年9月1日から2026年9月1日までの1年間は、自然減2,736人に対して、社会増2,535人でした。死亡数が出生数を上回る分を社会増がほぼ補い、差し引き201人の減少となっています。
前の1年間と比べると、自然減の幅は1,026人縮小しました。これは、出生と死亡による人口の減少が続くなかで、減る人数が少なくなったという意味です。社会増も508人小さくなりましたが、自然減の縮小幅のほうが大きく、全体の減少幅は719人から201人へ縮まりました。
この比較では、人口減少幅の縮小を説明するのは自然減の変化です。出生と死亡のどちらがどう動いたのかは、さらに内訳を調べる必要があります。
この記事の分析について
分析に用いた資料
沖縄県企画部統計課「推計人口」2025年9月分・2026年9月分(Excel)。令和2年国勢調査の確報値を基礎に、その後の人口移動を加減した推計値。
- 総人口:「概要」「総数及び世帯数」
- 日本人人口・外国人人口:「日本人総数」「外国人総数」
- 年間の自然増減・社会増減:「2頁」
分析に用いた手法
- 記述統計:人口・増減数・増減率の整理と、棒グラフによる可視化。
- 前年同月比較(時点間比較):2025年9月1日と2026年9月1日の人口の比較、増減数・増減率の算出。年間の自然増減・社会増減と、その前の1年間との比較。
- 要因分解(加法分解):総人口の増減を「日本人・外国人別」と「自然増減・社会増減」に分けた、各項目の増減数の把握。各内訳の合計と総人口の増減数の照合。
増減率の計算式:増減数÷2025年9月1日の人口×100(小数第4位を四捨五入、小数第3位まで表示)。自然増減・社会増減:資料に掲載された年間増減数の使用。
集計・検算の使用ツール:Python。
この分析では断定できないこと
外国人人口が増えた理由や在留資格、就業・留学の状況は、この資料だけでは分かりません。また、自然減の縮小が出生数と死亡数のどちらの変化によるものか、人口が今後も横ばいで推移するかも、今回の比較だけでは断定できません。社会増減には県内移動や「その他」の増減も含まれるため、県外からの転入超過と同じ意味では扱っていません。